調理師資格の申請について

調理師資格に合格された方や、調理師専門学校を卒業することで調理師試験を免除された方は、調理師免許の申請を行うことで調理師免許が交付されます。

調理師免許は、申請することで「調理師」の名称を名乗ることができる免許制が取られています。

この調理師免許は、各都道府県や地域の保健事務所が窓口となって申請業務を取り行っています。

「免許」という名前がついており、運転免許のように免許更新の手続きが必要と思っている方もいらっしゃるでしょうが、調理師免許には有効期限の取り決めはありません。

なので、運転免許のように３年や５年に一度更新するような制度ではなく、一度取得すれば有効期限なく名称を名乗ることが可能です。

調理師免許に有効期限はありませんので、一度免許を取得してしまえば別途更新する必要はありません。

しかし、所定の事情が生じた場合、免許書き換え更新の手続きを行わなければなりません。

所定の事情とは、引っ越しなどによる住所の変更や、結婚などに伴う姓名の変更が該当します。

調理師免許を交付するのは、都道府県自治体であるため、住民票を他県に移す場合や登録している住所を変更する場合も更新手続きが必要となります。

なお、調理師免許の書き換え更新を行う際には、調理師免許の原本と、調理師免許名簿訂正申請書・調理師免許証書書換交付申請書とともに、本籍地や氏名等の変更が分かるような戸籍謄本といった書類も必要となります。

調理師免許を紛失してしまった場合や破損してしまった場合、そのままにしておくことはいけません。

遅滞無く、免許証再交付申請を行う必要があります。

免許証再交付申請には、所定の手数料が発生し、3,600円の支払が必要となります。

また、調理師免許を取得した後、任意で調理師名簿の登録を削除することが可能です。

調理師の名称を使うことがなくなった場合、登録解除申請を行います。

登録解除申請の際には、調理師免許を返納しなければなりません。