調理師試験って難しい?
レストラン、ホテル、カフェ、居酒屋で料理人として働くために有利とされる調理師免許の取得を志望される方の中で、気になるポイントとしては国家資格である調理師試験の難易度が挙げられます。
調理師試験は、実務試験ではなく、調理に関する知識や食品取扱いの安全性、衛生概念といった内容の筆記試験になります。
合格点は全体の6割以上を得点することであり、4択式のマークシート形式で実施されます。
小論文や面接試験が実施されることはなく、解答しやすい試験内容となっているため、他の国家資格に比べて、試験の難易度はそれほど高くありません。
調理師試験の合格率
調理師試験の合格率は、年度によっても異なっていますが、概ね60%前後となっています。
また、調理師試験は、各都道府県の自治体が実施している試験であり、実施団体によって試験内容や合格率が異なっていますが、合格率の高いところでは70%台、低いところでは50%台半ばという結果が出ています。
いずれにせよ、全受験者の半分以上が合格している計算となります。
他の主要国家資格と比べると、比較的容易な難易度であると言えるでしょう
。しかし、合格率が高い試験だからといって、勉強せずにすぐ合格できるような種類の試験ではありません。
全120問のうち、6割が合格基準点となっていますが、1科目でも極端に点数が低い科目を有している場合は不合格とされることもあるため、満遍なく試験範囲を勉強しておくべきでしょう。
どういう勉強内容?
試験に勉強内容としては、全七科目の受験勉強を、苦手なくやっていくことをオススメします。
技能を問われることはなく、調理に関する歴史や基準遵守など、主に基礎知識がマークシートで問われます。
勉強方法としては、細かな知識を詰め込むのではなく、大きな原則となる考え方をまとめたテキストを用いることをオススメします。
100点を取らなければならない試験ではなくので、ある程度内容に見切りをつけた上で、効率よく学ぶことが重要となります。