調理師専門学校の体験入学

調理師を目指す方にとって、進学を希望される調理師専門学校の環境や校風・校則を実際に学ぶことは非常に重要なことだと言えるでしょう。

専門学校が用意している実際に学校を体験するイベントとして「オープンキャンパス」や「体験入学」があり、多くの大学や高校と同様、学校の環境や授業内容を実際に体験することで進学後のイメージをつけることができます。

オープンキャンパスと体験入学は、広い意味では同じですが、その意味合いは若干異なります。

オープンキャンパスは、学校長や学科長の講演をはじめ、在学生や教職員による施設案内のツアーや学科の説明、模擬授業、学べるカリキュラム内容や取得可能資格など、学校全般に関する紹介であるのに対して、体験入学は、実際に授業を受けることが中心であり、最短で数時間、長くて１週間程度、実際に授業を受けることとなります。

最近では、オープンキャンパスと体験入学を同時に募集しているところも多く、オープンキャンパスで学校全般を理解した後で、体験入学に進む方も多いです。

オープンキャンパスで行われる模擬授業は、30分ほどの内容がメインであり長くて１時間の授業となりますが、体験入学では、複数のコマを受講することで、より進学後の通常授業に近い雰囲気を味わうことが可能です。

体験入学を受けることで講師陣の授業スタイルや実習内容を深く理解することができるため、その調理師専門学校が自分の性格やレベルに合っているかどうか判断する材料にもなります。

また、他の入学希望者と交流を図る良い機会となるため、思い出に残る印象深い体験ができるでしょう。

体験入学は、調理師専門学校が新規入学希望者を募るための機会であるため、ほとんどの学校で無料受講が可能です。

体験入学に必要な教科書や調理師器具・白衣といったものも、専門学校側で用意されることから気軽に参加することができます。

また、友達と一緒に参加できる体験入学イベントや一人でも参加できる体験入学イベントなど、学校によって多くの体験入学機会を設定しているため、気になる学校があれば積極的に受講してみることをオススメします。