調理師専門学校の入試には偏差値が必要?
調理師専門学校の入試について、他の専門学校と同様、一般入試とそれ以外の入試方法が存在しています。
多くの方が受験する一般入試は、高校卒業程度の基礎学力を測るため、一般教養科目を中心に問題が出題されます。
大学受験のように落とすための試験というより、入学希望者が多かった場合に定員数を守るための選抜試験といった性質であり、合格するために必ずしも高い偏差値が必要という訳ではありません。
基本的には、筆記試験の一次募集で入学者が決定されますが、定員を大きく超えた場合、作文・小論文や面接といった形式の二次試験が実施されることとなります。
調理師専門学校の入試では、偏差値よりも入学してどういう道に進みたいか、将来どういった仕事に就きたいかといった志望動機の方が重要であると言えるでしょう。
面接試験について
調理師専門学校の入試では、面接試験を設けている学校も多く存在します。
面接試験を設けている学校では、筆記試験と合わせて面接試験を実施し合否を判定しますが、大学受験などに比べると、志望動機や人柄・これまでの活動実績といった、筆記試験よりも面接試験を重要視した判断がされる傾向にあります。
調理師の仕事は、デスクワークよりも調理師の現場で実務を経験することが圧倒的に多いため、調理現場で仲間と良好なコミュニケーションが取れる人物や、夢・目標に向かって努力できる人物であることの方が重要視されるからです。
ただし、筆記試験が全く考慮されないわけではなく、調理師として、食品の取り扱いや安全性基準といった規制を守って職務を行わければならないため、基礎学力があって損はありません。
総合コースに編入できる?
調理師資格を取得するための専門コースは、基本的に1年間の通学で修了します。
多くの調理師専門学校では、専門の1年制コース以外に、調理・栄養・サービスなどをトータルで学ぶことが可能な総合コースを2年制で設けています。
1年制コースを修了後、もう1年間幅広く調理・サービスについて学ぶことを希望される学生も少なくないため、総合コースの2年生として編入することが可能な編入学制度も整っている学校が多いです。