調理師専門学校の校則は厳しいの?
調理師専門学校は、他の専門学校や高校と同様、校訓や校則を掲げているところがほとんどです。
私立の専門学校であるため、創立者の理念や教え、校長先生の考え方などが校則に大きく反映されています。
学校によって校則の厳しさは変わりますが、一般的に調理師専門学校は、他の専門学校や高校と比較すると校則は厳しいと言われています。
将来、調理師として調理の現場に携わる場合、食べ物は、人々の体内に取り込まれる非常に重要なものであり、食品に関する取り扱いや調理方法について様々な法律や規制によって安全性・信頼性が保たれているものになります。
食品の安全性が保たれないと、食中毒やウイルスによって、人々の健康が害される危険性があるためです。
こうした、多くの人々の健康に影響を与える可能性のある仕事に携わるため、法律・基準・安全性を守ることができる人物を輩出するため、調理師専門学校の校則は厳しいものとされています。
髪型について
調理師専門学校の校則において、制限されている項目に髪型や髪染めが挙げられます。
調理師はサービス業で働くことになりますが、接客の現場に携わることはほとんどなく、知識や技術を持って調理の現場で働くことから髪型や髪染めは関係ないように思う方も多いと思います。
しかし、調理の現場では、何よりも「衛生第一」で働く必要があります。
食品・料理に髪の毛が1本でも混入した場合、異物混入となり多大な迷惑をお客様や会社にかけることとなります。
このため、髪型は長髪が校則で禁止されており、短くすることを求められる学校がほとんどです。
髪の色に関しても、髪染めには薬剤を用いて染めるため、髪の毛が食品に混入してお客様の身体に悪影響が出ないよう髪染め禁止の学校が多いです。
化粧・ネイル・ピアスとかは?
髪型以外にも、女性の方は化粧・ネイル・ピアスなどのアクセサリー類について気になる方も多いでしょう。
化粧については、髪染めと同じ理由で、化粧の成分が料理に混入するおそれがあることから、校則で原則禁止としている学校が多いです。
ネイルは、手の衛生環境を考慮して、ほとんどの学校において校則で禁止されています。 爪は短く清潔に保つ必要があるためです。
ピアスは、比較的寛容な学校が多いのですが、実習の際は衛生上外す必要があるため注意が必要でしょう。