調理師試験の模擬試験

世の中にあるさまざまな資格試験と同様、調理師試験に合格するためには受験対策は必須と言えるでしょう。

問題集や過去問といった本試験対策を勉強する上で欠かせないのが、「模擬試験」になります。

模擬試験とは、本試験と同じ時間、同じ問題数、過去問などの傾向分析をした結果に基づいた出題などで、本試験と同様の環境において本番の予行練習を行うことです。

模擬試験で好成績を得ることが出来れば、本番でも良い結果を出すことができるでしょうし、本番に向けて精神的にも充実することとなるでしょう。

調理師試験においても、各種団体や専門学校などが主催した模擬試験が各地で実施されています。

本試験を受ける前に一度は受講してみることをオススメします。

調理師試験の模擬試験は、全国に所在している調理師専門学校が主催しているものや、各種団体が調理師講習会の一環として模擬試験を実施しています。

例えば、一般社団法人である東京都食品衛生協会は、毎年、調理師試験の模擬試験を実施しており、模擬試験１回あたり12,000円で開催しています。

東京都食品衛生協会の模擬試験は、調理師試験受験のための準備講習会の一環として模擬試験を行っている点に特徴があり、３日間に渡る調理師試験各科目の対策授業も併せて実施されています。

また、専門学校においても、有名なフランス料理シェフやパティシエを数多く輩出してきたル・コルドン・ブルーも調理師資格取得のための模擬試験を１回8,000円で開催しています。

模擬試験を受けた方の合格率は、本試験の合格者に占める割合も高いため、一発合格を狙っている方はぜひ受けることをオススメします。

調理師試験は、全出題数のうち60%以上の得点で合格となります。

しかし、出題される全７科目の中で極端に得点が低い科目があった場合、不合格とされる危険もあります。

模擬試験では、苦手科目を見つけることで、本番に向けて集中的に対策を行い、確実に合格できる実力を身につけるため最良の機会だと言えます。